2月になると卒業式の合唱伴奏オーディションのある学校が多いと思います。
この教室でも毎年、だれかしら伴奏することになって、先生見てくださいって譜面を持ち込んできます。
小中学校ともに、やはり
「旅立ちの日に」が定番で1番人気のようです。
心に響くいい曲ですものね💓
ピアノのイントロや間奏もとてもメロディアス。
うちにも、毎年生徒さんが持ち込むこの曲の譜面が過去何年分も溜まっています。
さて、演奏を聴かせてもらうと、
ちゃんと上手に弾けているけれど、
あらら?と、とても気になることが、
みなさんに共通してあります。
さて何でしょう?
実はソロと伴奏には、弾き方で大きな違いがあるんですね。
ソロを弾く時に、私がいつも言うのは、
メロディと伴奏のバランス。
メロディ→バス→内声の順に、音量バランスを考えること。
となると合唱曲の場合、ソロと違って、
合唱の歌声がメロディ。
残りのバスと内声を、ピアノで弾くわけですから、基本的には🎼右手が内声部分、下がバス部分になります。
ということは、単純に言うと、左手バスをやや強く、右手の内声をやや弱く弾く事になります。
どんなに演奏が上手な人でも、無意識にみんな右手の音を聴きすぎて強く弾いちゃう😅
そう、左手のバスのパートをよく聴いて弾く事が、よい伴奏につながりますよ。
「旅立ちの日に」
の演奏ポイントをちょっとだけ書きましょう。
イントロ、間奏、エンディングはピアノ主役なので、いつものように表現力たっぷりに歌い込みましょう。
さて、歌に入る前2小節目からは、伴奏になるので、左手のバスを響かせて、右手の音は少し控えめに音を出しましょう。
でもぼんやりした音にはならないように。
右手の和音の弾き方のコツは、和音をかたまりとして弾かないで、和音の横に動く音、大抵は1番上の音だけど、少しだけ響かせててあげると、音に立体感が出ますよ。
左手だけの練習をしましょう。
バスラインは他のパートの支えになるので、とても大事です。
それだけでも気をつければ、みんなが歌いやすい演奏になるでしょう。
譜面上で言えば、細かいことを色々言いたいけど、それはレッスンの時にね😊
あ、それから合唱曲は、大勢で歌う時は、歌に埋もれないように、それなりにかなり音を出しましょう。
もちろん力で鍵盤に押し込んだり、叩いたりしないでね。
脱力して遠くに上に音を飛ばすような感覚でタッチしてみましょうね。
頑張らなくても響きの良い音になります。
コツをつかむのは、むずかしいけど…
これからは、時々
ピアノお悩み相談、お役立ちピンポイントレッスンを、
ブログに取り入れていこうと思います。
よろしくね❣️😊🎹
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