♡西鎌倉・腰越・津のピアノ教室♡n.music.studio〰大山ナオコのブログ〰
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春に入会した幼稚園児の生徒ちゃんママから相談メールがありました。
小さな生徒ママによくある悩みではないか、この話に共感できるのでは?と思い、
書いています。
ママ:
「娘は、幼稚園の先生みたいにピアノが弾けるようになりたいとずっと言っておりました。
気まぐれだろうと思っていましたが、1年間ずっとピアノを習いたいと言い続けていたので、
やっとレッスンに通うことにしました。
ところがこの頃娘はピアノが嫌いなようで、練習をいやがります。
私が口を出すと、分かってる!と言ってけんかになります。
もうどうしたらよいか分からず、
一旦ピアノから離れて、本人が自主的に再開したいというまで待つか、
せっかく習い始めたし、やる気がでるまでこのままの状態で続けるようかなどと
迷っております。
たくさんの様々な生徒さんを見ていらした先生のアドバイスを、どうそお願いいたします。」
自分:
「ご相談ありがとうございます。ご様子を伺って思うことは…
小さなお子さんは、ピアノを始めるとすぐにすらすらとピアノが弾けるようになると
勘違いなさっている事が多いです。
練習が大事だという事は、大人だとよく分かりますが、
幼いかたが、こつこつと練習するのを嫌がるのは当たり前。
でもこのこつこつの習慣は先々勉強などにとても役立ちます。
〇ちゃんはピアノが嫌いなのではなく、練習が嫌いなのだと思いますよ。
☆親が口を出すと、ちがう!わかってる!とかんしゃくを起こす。
そうそう!とうなずくかたも多いと思います。
注意を嫌がるなら、むきにならず放っておきましょう。
たまーに、何気なく、先生はこう言ってたんじゃない?とおっしゃってみてください。
後は先生に任せて。
☆気に入った曲ばかり弾いて他を練習しない。
これもよく相談いただきます。
またその曲なの?ほかの宿題も練習しなさいと言いたくても、我慢我慢。
しばらく弾かせて、じゃあ新しい曲を1回だけ弾いたら、練習表を〇にしようねと、
気を楽にしてあげてください。
幼いかたは、まずはピアノの前に座る、鍵盤になじむことを習慣づけたいですね。
何度弾いてもうまくできないときは、保留にして先生に教えてもらおうねと言いましょう。
そのために先生がいるのですから。
練習嫌いでも、小学高学年になってやっとピアノの楽しさに目覚めるかたも、たくさんこの教室にいます。
余談ですが、中高生は定期テスト週間ほど、よくピアノを弾くようです。
生徒ちゃん曰く、気晴らしに漫画を読むと親に叱られるけど、ピアノ弾いていると叱られないもの。(^^ゞ
でも確かに気分転換に最適ですよね。脳トレにもなるし。
ピアノは山あり谷あり。
まだ習い始めですから、目先のことにとらわれず、
親子で疲れないよう、気長に気楽にピアノに向き合ってくださいね。
子育てはひたすら忍耐…
私も〇子ちゃんが楽しくなるように色々工夫してみます。」
ママ:
「ピアノの先生に、うちの子はピアノが嫌いみたいですと言うのもどうかと思いましたが、
ご相談してよかったです。
我が家だけでなく幼い子にはよくあることなんだと、少し気が楽になりました。
実は、最近練習の度に親子関係が険悪で、悩んでいました。
ピアノは高い買い物だし、習うにもお金がかかるのよ!とつい娘に怒りをぶつけ、
それで自己嫌悪を感じたりと、自分自身を追い込んでいた気がします。
でもそう言えば、私も子供の頃は練習や勉強が嫌いだったなあと思い返しました(笑)
先生にレッスンして頂く時には練習の成果を!的な大人の考えを、5才の娘に求め過ぎたようです。
そりゃあ、娘も楽しくないですね。
一歩引いて練習に付き合い、楽しめるような環境を作るよう心掛けたいと思います。
ありがとうございました。」
ママの返信に、とても感動しました。
こんなにご自分に正直に向き合う、こんな前向きなママなら、
〇ちゃんもいつか思いを分かってくれると思います。
そして、ピアノを生涯の友として楽しめるようになってほしいです。