よく、小さな頃から本物の芸術を体験をさせましょうと言います。
でも、せっかくアカデミックなすばらしいコンサートや美術展に連れていっても、
席で寝るか、館内を走り回って見もしない
あー、この子はダメだわ、お金の無駄だと思ったことありませんか?
うちの娘もそうでした。
小さな頃から絵を描くのが好きだったので、
本物の価値がわかるような大人になればと期待して
上野で、1日で回りきれないような大ピカソ展へ行列に並んで連れていったことがあります。
すこしは興味を持つかとおもいきや、ひとだかりの間を走りぬけるのにご満悦。
ふとみると、ロビーのソファでねている。
あーー、この子凡人だわーとがっかりして、
帰り、アイスを無心にほおばる娘をながめながら、
もうやーめたと、根気のない母は思いました。
その話を大人になってから娘にしたら、
何いってるの!
わたしたくさんの絵を覚えているよー。
子供の脳のアンテナと記憶をあなどらないで!とのたまう。
へえーそうだったの…
ちょっとうれしかったですね。
そうです!
みなさんも無駄とおもわず、子供向けイベントだけでなく、
どんどん素晴らしいコンサート、展覧会、他たくさんたくさん連れていってください。
どこかに記憶されているものです。
娘も結局上野の大学で美術を専攻しました。