巨匠スコダの演奏、
みなとみらい大ホールで、アフタヌーンコンサートシリーズというイキな企画。
お値段もお手頃で、プログラムも堅苦しくないもの。
でも、まさかこんなすごいピアニストが?
と驚きながら、レッスン前のひととき、いそいそと出かけました。
チケット予約が遅くて、3階席の3列目。
でも平日の昼間なのにほぼ満席!
スコダは、もう90歳に近いお年。
これで見納めかもと、感慨深い思いで。
案の定、さっそうと登場とは程遠く、よろよろと足元おぼつかなく舞台に出ていらした。
最初にショパンのワルツ3曲。ノクターン、マズルカと続く。
ミス多すぎ…ああ、やはりお年だもの、演奏を見るだけでも充分と、寛大な気持ち。
ところが、後半、お得意のシューベルトプログラムになると!
いやはや、さすが!
もう、隅々まで独自の解釈が浸透した名演奏。
ミスなど全く気にならない。
なんと深い演奏。
アンコールは2回。
シューベルト即興曲変ト長調。
思い入れのある曲だったので、素晴らしい演奏に感動の涙が…
最後の曲は、まさしくオルゴールそのもの!
こんな音色がピアノで奏でられるの?不思議。
終演とともに、速攻で帰宅。
ぎりぎりでピアノレッスンに間に合いまいした。
やすらぎの響は、しばらく余韻となって心をいやしてくれるでしょう。(^-^)
ふと、思ったこと。
登場はよろよろだけど、舞台そでに戻る時は意外とシャンとしていたスコダさま。
演奏後は、若い時の感覚になるのだろうか…(^_^)